皆さんこんにちは!
はい!恐竜アドバイザー且つデザインをこよなく愛する男けいさんです^^
僕自身福井恐竜博物館をこよなく愛する恐竜アドバイザーを名乗っていますが、美術館も大好きで、全国の有名な場所に何度か訪れておりアート的な部分でも見て楽しく感動できる建物って来て良かった、見れて良かったと思うことが何度もあります!
今回は福井恐竜博物館の魅力は語り尽くせぬくらい沢山ありますが、今回はデザインについての素晴らしさについて書いてみたいと思います!
福井恐竜博物館の建築構造・概要
Fukui Prefectural Dinosaur Museum
所在地 福井県勝山市村岡町
設計・竣工 1996年‐2000年
主用途 博物館
建築面積 8,792m²
延床面積 15,000m²
構造・規模 鉄骨鉄筋コンクリート造,鉄筋コンクリート造
地下1階,地上3階
日本で最大の恐竜化石の発掘現場である勝山市に計画された日本で初めての恐竜専門の研究・展示・博物館である。 来館客はまずエスカレーターで地階へ導入され地層内の化石の展示を通って突然大展示空間(回転楕円体)へと案内される。展示動線がこの大空間を中心に展開されるため、自分の位置が常に認識でき、インタラクティブな展示が可能となっている。 研究・研修棟は、地形の中に埋め込まれるように配置されており、回転楕円体の抽象的幾何学形態がきわだつよう工夫されている。
* 2006年第10回公共建築賞優秀賞
所在地:福井県勝山市村岡町寺尾51-11
敷地面積:30,000㎡
構造・規格:鉄筋コンクリート造 地上3階・地下1階(恐竜ホールは、鉄骨造のドーム)
恐竜ホールの寸法: 高さ 約37.5m、長径 84m、短径 55m
エスカレーターの長さ: 約33m
総事業費:建築工事費91億5千万円 展示工事費31億円 総額140億円
よく間違える人がいますが、福井恐竜博物館はエントランスを入った瞬間そのフロワーは3Fとなっております。構造は3F→2F→1F→B1Fとなっており、展示の動線的には3F→B1F→1F→2F→3Fの順に歩いて見学していきます。
建物の特徴的には、ドーム型の建物で無柱空間構造になっており、建物の中の全ての空間を活用し展示が出来るダイナミックな構造です。
そして、利用者にもとても優しい構造になっており、エスカレーター、エレベーターで素早く移動出来たり、段差が少ない構造にもなっておるバリアフリー形式でもあります。
勝山の冬は雪が多いので有名ですが、楕円形の建築構造は雪が降っても積もらないので安心です(笑)
もともと福井恐竜博物館は小さな丘の上に建設されているのですが、もとの地形を極力崩さずに保存しなら自然保護という観点からも考えられた建築設計になっています!
総工費140億円かかっていますが、近年の福井恐竜博物館の年間入場客数は約90万人で年間のトータル売上げ的にざっと10億円以上稼ぐ福井県のNo.1の観光施設になります!
140億もかけた建築デザインは見るものを圧倒しいったい誰がデザインしたんだろう?って気になりますよ!
福井恐竜博物館は黒川紀章がデザインした華麗すぎる建造物
黒川紀章(くろかわきしょう)さんをご存知の方もおられると思いますが、日本を代表する建築家の一人で建築界のノーベル賞とも言われるフランス建築アカデミーのゴールドメダルを受賞した人物!
僕が好きな黒川紀章さんの好きな建築物は1975年に立てられた福岡銀行本社ビル、2007年完成の国立新美術館、そして一番大好きなデザインはもちろん福井恐竜博物館です!
福井恐竜博物館は内観、外観ともに見る人を圧倒する存在感で感動させます!
外観はたまご型でメタリックなデザインで、僕の住んでいるところは勝山市でも一番端なのですが、晴れている時は太陽に照らされて何キロも先から何か丸いものが光っている感じで遠くからでも華麗なる存在感が確認できます!(博物館の位置を知らない人でもあの光っているのはなんだろう?と思うくらい存在感があります)
内観もエントランスを入った瞬間、目の前に地下から天井まで吹き抜けの超巨大空間が広がっており、いきなり度肝を抜かれます(笑)そして、博物館のエントランス階が3階から始まるのですが、3階から地下1階まで直接降りることができる50メートルくらいあるロングエスカレーターは圧巻で、エスカレーターを下っていくわくわく感は一度は体感してほしいと思います!下った先には何が待っているのか?期待感に胸を躍らされること間違いなし!
僕のおすすめは、エレベータを下っている時に上を見上げてください^^
黒川紀章さんがこだわった華麗なる天井デザインを見ることが出来ます!
エスカレーターを降りた先には薄暗いダイノストリートという通路に出ます!
両サイドの壁には良い感じの照明に照らされて、実際の大きな魚の化石や植物の化石がおしゃれに展示されています!
そして、僕のおすすめはこのダイノストリートを抜けた先!
一気に天井まで見渡せる大きな空間の中央に福井恐竜博物館のシンボル的な存在!超リアルな動く巨大なティラノサウルスが現れます!
ティラノサウルスのリアルな動きや鳴き声まで演出されたロボットも凄いですが、僕的には特に空間の使い方やレイアウト、空間演出にビックリさせられます!
黒川紀章さんはきっとレイアウト等にも監修をしていたんだなと想像出来るくらい華麗なデザインなんです!
まとめ
福井恐竜博物館は黒川紀章さんが生前デザインした最高傑作の作品と言えます。
館内・外を歩いていると至る所に素敵なデザインが隠れています。
福井恐竜博物館の観光でリアルな恐竜さんに逢いにいくのは当たり前ですが、プラスアルファーで建築や構造といったデザインにも目を向けて見学すると更に楽しい観光になるのではないでしょうか!
2018年の福井恐竜博物館はレインボーサウルスの補修工事も終わり博物館のシンボルとして綺麗な姿でお出迎えしてくれるでしょう!
そして、新しい施設ジオターミナルが4月17日に完成し、更に施設全体的にパワーアップしています。今まで混雑時期に混みすぎて十分に利用出来なかった施設の利用も分散されると思いますので売店・レストランの利用も2017年よりも行い易くなるのではないでしょうか!
2018年も更なる福井恐竜博物館の魅力を皆様に伝えられるように、恐竜アドバイザーけいさんも現地リサーチを頑張っていきたいと思います!
以上この記事が皆様のお役に立てたなら幸いです・・・